札幌〜函館間を移動する交通手段として、JRと車について時間や料金を比較しました。
また、車の場合は高速道路と下道2ルート(230号線中山峠ルート、5号線ニセコルート)を比較してご紹介します。
札幌から函館(函館から札幌)を、最もコスパ良く、楽に、速くいけるのはJRの特急列車(特急スーパー北斗)です。かにめしや牛めしといった駅弁も食べられます。
車で旅行する人向けには、高速よりものんびりと下道を移動するのもオススメです。
(ただし冬季は高速道路が安定していて楽です。速度制限で遅いですが。)
このページの目次
札幌と函館間の距離は?
札幌駅から函館駅までの距離は、高速道路を使った場合311kmあります。時間はおよそ4時間21分です。(iPhoneマップを使用)
経路 | 距離 | 時間(車) |
---|---|---|
札幌駅から函館駅まで | 311km(高速ルート) | 4時間21分 |
移動する場合は、いずれの方法でも、最短半日はかかると思ったほうが良い距離です。
(飛行機であれば移動は早いですが、各空港までのアクセスや待ち時間があるため。)
札幌〜函館間の電車移動(JR)
札幌〜函館間を結ぶJRの特急には、特急スーパー北斗、特急北斗があります。
特急スーパー北斗、特急北斗
特急スーパー北斗と、特急北斗の運行本数、時間、料金は以下の通りです。
車両名 | 運行本数 | 時間 | 料金 |
特急スーパー北斗 | 8往復/日 (臨時を除く) |
約3時間40〜50分 (札幌〜函館) |
8830円 (指定席特急料金込み) |
特急北斗 | 3往復/日 | 約3時間50分〜4時間 (札幌〜函館) |
参考資料:https://www.jrhokkaido.co.jp/network/jikoku/pdf/20170304/jikoku1_01.pdf
JR特急は旅行者にも使いやすく、札幌=函館間を最もコスパよく、楽に、速く移動する方法です。
しかし乗り心地は、新幹線に比べるとそんなに良いものではありません・・。
普通の特急に4時間近くのるのは、やはり疲れます。
せっかく乗るなら、以下に紹介する駅弁などを買うと良いでしょう。
札幌〜函館間の駅弁
札幌行き(下り)の大沼公園駅では、大沼だんごや牛めしを入荷するので、大沼公園を過ぎたあたりの車内販売で買うことができます。
大沼だんごは、あんことみたらしに分かれていて、弁当箱いっぱいにだんごが詰まっている大沼名物のだんごです。
また、長万部では上下線とも、かにめし、もりそばを入荷します。
こちらは、かにめし。
カニがたっぷり乗っています。2つくらい食べれそう(笑)
このエリアを通る際は、是非購入したいですね。
札幌〜函館間の車移動
3つのドライブルート
車で移動する場合、代表的なルートは3つあります。
- 高速道路ルート
- 中山峠ルート(230号線ルート)
- ニセコルート(5号線ルート)
最も早いのは230号線中山峠ルートです。ただし冬季は危険なので避けた方が良いです。
冬季に最も安定しているのは高速道路ルートです。ただし速度制限がかかるため遅くなります。
北海道を楽しみたい観光者には、5号線ニセコルートがオススメです。
高速道路ルート
高速道路ルートは、大沼公園〜八雲〜長万部〜虻田洞爺湖〜室蘭〜苫小牧〜札幌と経由するルートです。海沿いを通るため、距離的には大回りになり、そのぶん高速とはいえ時間がかかります。
あえて高速を選ぶケースとしては、楽に運転したい場合、冬場で天候が悪い場合、確実に移動したい場合です。
また、洞爺湖で途中下車して観光や一泊することも可能です。(寄り道になる)
<高速道路ルートのポイント>
- 海沿いを通るのでかなりの迂回(中山峠ルートより遠くなる)
- 運転が楽
- 悪天候に強い(それでも冬場は通行止めもある)
- 洞爺湖に寄り道可能
経路 | 距離 | 時間 | 料金 |
札幌IC〜大沼公園IC | 264.5km | 約3時間21分 (※高速IC間のみ) |
通常6010円 ETC割引4210円 |
上記の時間や距離は、札幌〜函館間ではなく札幌〜大沼公園であることに注意してください。
大沼公園から函館市街までは、車で30分ちょっとかかります。
札幌函館間の高速道路サービスエリア
サービスエリアについてはこちらにまとめています。
有珠山サービスエリア

八雲パーキングエリア(ハーベスター八雲)

中山峠ルート(230ルート)(最も早い)
札幌〜函館間を結ぶ、最も最短なルートです。
ただし道幅が狭く、峠を越えるため天候に左右されやすいです。このため、冬場は大変厳しく慣れた人でないとオススメできません。
また、洞爺湖を経由するため一泊して観光することができます。
途中の寄り道には、中山峠の道の駅「望洋中山」がオススメです。中山峠名物「あげいも」などが食べられます。(アメリカンドッグの中身がじゃがいもという料理)
留寿都の道の駅「230ルスツ」に寄るのも良いですが、人気があるのは中山峠の方でしょうか。
他にも、きのこ王国喜茂別店できのこ料理を食べるのもオススメです。
冬場は暖かいきのこ汁が人気があります。
写真は、きのこ汁きのこ飯、きのこの天ぷら。
(なお、下記で紹介する5号線ルートでも、きのこ王国仁木店を通ることができます)

きのこ王国のきのこ料理
<中山峠ルートのポイント>
- 高速を含めても、最も早い
- 道幅が狭い
- 峠越えのため冬場の悪天候に弱い
- 洞爺湖を経由する
- 道の駅は「望洋中山」「230ルスツ」がオススメ
- きのこ王国・喜茂別店
小樽〜余市〜ニセコルート(5号線ルート)
観光者がのんびりとドライブするにはオススメのルートです。ニセコをはじめ、良い道の駅があり、寄り道しながら楽しんで移動することができます。
なお、札幌からニセコまでは2つの方法がありますのでお好みでどうぞ。
(小樽を通る必要は別にありませんが、運転は楽です。)
- 5号線で小樽〜余市〜倶知安〜ニセコと抜ける北回りのルート(上記のマップはこちら)
- 230号線で札幌〜定山渓〜中山峠〜喜茂別を通りニセコ方面へ曲がるルート
(途中までは中山峠ルートとしてページ内で紹介してるルートと同じ)
ニセコ道の駅ではいろいろな食べ物屋土地の農産物が販売されており、買い食いもできます。
黒松内道の駅では、その場で焼いてくれるピザが大人気で、いつも空席待ちの状態です。人気のパン屋もあり、焼き上がりの時間すぐに、地元の人に買い尽くされてしまうほどです。

黒松内道の駅の焼きたてピザ
<ニセコルートのポイント>
- のんびり運転できる道
- 良い道の駅がある(ニセコ、蘭越、黒松内など)
- きのこ王国・仁木店(余市周りで寄れる)
- 一泊するならニセコがオススメ
まとめ
札幌と函館を移動する場合の、交通手段についてまとめてみました。
楽にいくには、JRがオススメです。
車で道中を含めて楽しむには、急いでいないのであればニセコルートがオススメです。
途中、洞爺湖の観光なども混ぜることができます。
函館に行かれる方は、こちらの函館観光記事もご覧ください。
