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北海道の待機児童数は全国29位、地方都市では0人の町も多数。

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北海道の認可保育所の待機児童数は、全国都道府県の中では29位で、94人です(2016年4月時点)。

札幌、旭川などの大きな都市ではそれなりの待機児童がいますが、少し地方に行くとほぼ0です。北海道全体としては保育所に入ることは都心に比べてはるかにハードルが低いです。

なお、北海道の中でも札幌は他の都市と比べて待機児童が多く、例年問題となっていました

最新のデータでは保育所の受け入れ拡大の対策をとり、待機児童は数字上は減っています。
このページでは、北海道の待機児童数について、自治体発表の待機児童数データをもとに紹介しています。

また、札幌市の保育所についてはこちらの記事をご覧下さい。

札幌市の保育園、各区の待機児童の状況は?年度途中からの入園の方法を調べてみた
札幌市の待機児童は、実態としては年々増加しています。 しかし、札幌市公式の発表では、「4月ベースの待機児童数は年々減少している」ということ...

北海道は首都圏と比べて待機児童数が少ない

北海道の待機児童数は、国発表の認可保育所の待機児童数で言うと全国29位です(平成28年度、Gaccom纏めより)。

全国の認可保育所待機児童数
都道府県 認可保育所待機児童数
(2016/4時点)
1 東京都 8,466人
2 沖縄県 2,536人
3 千葉県 1,460人
4 大阪府 1,434人
5 兵庫県 1,050人
6 埼玉県 1,026人
7 福岡県 948人
8 岡山県 875人
9 宮城県 638人
10 神奈川県 497人
29 北海道 94人

出典:Gaccom(http://www.gaccom.jp/region_ranking/nursery_wait_num/p0)

北海道の94人は全国においては平均程度の値、ということになりますが、トップの東京都の待機児童8466人と比べてとても少ないと言えます。

自治体発表の待機児童数には、潜在的な待機児童が含まれておらず、実態と合っていないとは言われていますが、少なくとも保育所争奪戦は首都圏よりも易しいことには違いないでしょう。

では、北海道の待機児童である「94人」は、道内ではどういった内訳になっているのでしょうか。

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北海道の各都市の待機児童は?

以下は、北海道の各都市の自治体発表による認定保育所の待機児童数です。

北海道の各都市の認定保育所待機児童数
都市名 認可保育所待機児童数
(2016/4時点)*1
1 旭川市 40人
2 稚内市 13人
3 倶知安町 8人
4 札幌市 8人
5 名寄市 6人
6 中標津町 5人
7 上ノ国町 4人
8 浦臼町 3人
9 東神楽町 3人
10 伊達市 3人

出典:*1:Gaccom(http://www.gaccom.jp/region_ranking/nursery_wait_num/p1)

2016年4月時点でのデータでは、トップは旭川市の40人です。札幌市は8人で、4位となっています。
札幌市の待機児童は前年の2015年には323人いたのですが、2016年は8人と、1年で大きく下がっており、これについては後ほど説明することにします。

札幌には例年多くの待機児童がいたことを考えると、北海道で待機児童が多いのは旭川および札幌と言えるでしょう。

上記の表には記載されていませんが、11位の室蘭市と興部町の1人以降のランキングはすべて「0人」となっています。
つまり、自治体発表の値といえど、北海道のほとんどの箇所では「待機児童問題はなし」ということになります。

待機児童数が少ないと言っても、そもそもあまり人がいないからでは?実際に保育所に入るのは難しいんじゃないの?
という方のために、次は人口に対する待機児童数を見ていきます。

0〜4歳人口に対する待機児童数の割合

先ほどの「北海道の各都市の認定保育所の待機児童数」に、北海道発表の0〜4歳児の人口をつけてみました。0〜4歳の人口に対する、待機児童の割合もあわせて記載しています。

北海道の各都市の認定保育所待機児童数とその割合
都市名 認可保育所待機児童数
(2016/4時点)*1
0~4歳人口
(2016/1/1時点)*2
待機児童数の割合
1 旭川市 40人 11,958人 0.33%
2 稚内市 13人 1,365人 0.95%
3 倶知安町 8人 782人 1.0%
4 札幌市 8人 72,306人 0.01%
5 名寄市 6人 1,183人 0.51%
6 中標津町 5人 1,129人 0.44%
7 上ノ国町 4人 133人 3.0%
8 浦臼町 3人 60人 5.0%
9 東神楽町 3人 495人 0.61%
10 伊達市 3人 1,126人 0.18%

出典:*1:Gaccom(http://www.gaccom.jp/region_ranking/nursery_wait_num/p1)
*2:北海道ホームページ(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tuk/900brr/index2.htm)

一番右の列は、実際に存在する0〜4歳の人数に対して、待機児童がどれだけいるのかをパーセントで表しています。
この割合が一番多いのは浦臼町で、ついで上ノ国町です。

上ノ国町は函館から1時間程度の町で、保育料が無料ということで人気を集めている自治体ですので、実際の待機児童数の割合が多いこともうなずけます。
北海道にはこのように育児・福祉の面で待遇のよい町・村が多くあり、これはいずれ別の記事で紹介する予定です。

しかし、こうして実際にいる子供の数に対する待機児童数の割合をみていくと、札幌市の「8人」は少々不自然に思えます・・・。
本当にそんなに少ないんでしょうか。

札幌市のこれまでの待機児童数について、見ていきます。

札幌市の待機児童数の推移は?本当に少ないの?(2017/4追記)

札幌市による待機児童数の推移(国定義)は、公式ホームページより次の通りです。
平成26年4月から、半年ごとの値を示しています。

期間 待機児童数
(国定義)
札幌市の待機児童数の推移
平成26年4月 323
平成26年10月 760
平成27年4月 69
平成27年10月 678
平成28年4月 8
平成28年10月 624
平成29年4月 7

データ出典:札幌市ホームページ(http://www.city.sapporo.jp/kodomo/kosodate/2304_taiki.htm)

どの年も4月は少なく10月が多いのは、保育所の入園が4月だからです。
こちらは、国定義の待機児童数なので、家の近くのみしか通えないので待機している、というような人は含まれていません。

国定義の待機児童に数えられない人数として、次のようなデータが掲載されていました。
(2017年4月次点の情報)

  • 特定の保育所等のみを希望し入所していない児童数等:1,462人
  • 幼稚園等における一時預かり・企業主導型保育事業を利用している児童数:205人

札幌市発表の待機児童数はここ数年で減っていて、平成28年、29年は「ほとんど受け入れられた」という発表になります。

札幌市によると、平成27年度中に待機児童対策として次の対策をとったとあります。
「平成27年度中に、認可保育所や認定こども園、地域型保育事業、その他の保育サービスによる受け入れ枠の拡大を行った結果、平成28年4月1日現在の待機児童数は8人となり・・・」
(札幌市平成28年度第3回定例記者会見資料より:https://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2016/20160520/documents/taikizido.pdf)

保育所をたくさん作った、というわけではないようです。

受け入れ数を増やして、待機児童数の数字上は大きく減ったということらしいですが、その増やされた席に、待っている待機児童がうまく入れたかどうかは分かりません。

北海道の中では、札幌市のみ特別に待機児童数が多いようですので、住む際には注意が必要かと思います。

ただし、札幌市の近郊の住宅区域は待機児童がほぼ0というデータがあります。例えば、札幌のとなりの江別市、恵庭市、北広島市あたりです。
こういった郊外から札幌に通勤すれば、どこの保育所にも入れないという深刻な問題にはないように思います。

札幌の保育園についての記事は、こちらをご覧下さい。

札幌市の保育園、各区の待機児童の状況は?年度途中からの入園の方法を調べてみた
札幌市の待機児童は、実態としては年々増加しています。 しかし、札幌市公式の発表では、「4月ベースの待機児童数は年々減少している」ということ...

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北海道の待機児童数は全国29位、地方都市では0人の町も多数。
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