北海道(特に札幌)に転勤してくる方は賃貸の家を選ぶときに「雪かきが大変じゃない家」を選ばなければいけません。
では、雪かきが大変な家とはどんな家でしょうか?ヒントは「除雪車」です。
誤って雪かきが大変な賃貸を選んでしまった私のお家を例に説明します。
このページの目次
実録!北海道で雪かきが大変な家はこうだ

除雪車が押しのけた雪で埋まった玄関
うちの家は前の道路を除雪車が通ります。朝起きてみると、除雪車が通ってこの状態になっています。
車の外側に壁ができてしまい、そのままだと車が出せなくなってしまっています。
このゴロゴロとした石みたいなのは、除雪車が公道から削り取った雪なのです。
我が家は道南地方にあり、雪はそんなに大したことないエリアです。
それでも除雪車が通ったあとはこういう状態になってしまうのです。
ちなみに札幌は雪の量はこの比ではありません。
雪をどけてくれるはずの除雪車なのに、まさかこんな迷惑を被るとは・・・。
除雪車が通った残骸、それは雪の岩
除雪車が通ると、その後には硬い雪の岩が残ります。
除雪車は全面に鉄の板がついており、その鉄板で公道の雪を削り取って除雪します。
公道の雪は通る車に踏み固められカッチカチの雪の岩を作ります。
除雪車はその雪の岩を削り取って左右に捨てながら進んでいくのです。
これが上の写真の雪の岩、そして雪の壁の正体です。
普通に吹き溜った雪ではないので、雪質はとんでもなく硬くほとんど氷状です。
迷惑な話ですが除雪車に文句を言ってもどうにもなりません(公共事業ですので)。
硬い雪は普通に雪かきができない
雪かきをするとき、多くの家ではプラスチックの雪かきや雪かき用ダンプ(手押しの巨大なスコップ)を使います。
普通に積もっている柔らかい雪ならそれでよいのですが、除雪車が押しのけた雪の岩は普通の方法ではなかなかどけられません。
時間が経ってしまうとさらに硬くなり、プラスチックの雪かきスコップでは下手すると折れてしまうほどです。
そんな場合は鉄のスコップを使って、雪山(雪の岩)を崩しながらどけていかなければなりません。
ただでさえ重労働な雪かきなのに、さらに重労働になってしまいます。
雪かきが大変な家とは?
そんなわけで、転勤族で家が選べるならば我が家のような事態はなんとしても避けたいところです。
雪かきが大変な家を改めてまとめてみましょう。
除雪車が通るルート沿いで、歩道がない家
ここまで述べてきた通り、除雪車が通るルート沿いの家で特に歩道がないような細めの道の場合、我が家のように除雪車が捨てていった雪と戦うことになります。
目の前の広めの歩道があれば、除雪車の雪は歩道に積もるので自分の家の雪かき範囲からは外れるでしょう。
(それでも迷惑ではありますが・・・。)
一戸建ての賃貸
一戸建ての賃貸は札幌の都市部には少ないかもしれませんが、少し郊外に出たり札幌以外の地方だと割とあります。
一戸建てが安く借りられるなんて、お得!と思うかもしれませんが(うちはそうでした・・)、雪かきという点では苦労を強いられますので注意が必要です。
一戸建てでしかも除雪車が通るルート沿いの歩道がない家だと積みます(うち)。
吹き溜まりになりやすい場所にある家
これは住む街によるのですが、例えば日本海側の都市だと決まって海沿いから雪が吹き付けます。
海からの風をもろに食らう家だと、風上の側に雪が吹きだまって大変なことになります。
多くの場合、すでに雪よけの壁などが設置されていることが多いでしょう。賃貸を借りる場合はチェックしてみてください。
また吹き溜まりにあるような区画の家だと、他の家よりも雪かきが大変になります。
こればかりはその土地とその家を見てみないとわかりませんが、賃貸を選ぶ際には頭に入れておくと良いでしょう。
まとめ
北海道の賃貸を借りる場合は、雪かきが大変でない家を選ばないととても苦労します。
特に、雪かきが大変になる原因のひとつが「除雪車」です。
まとめると雪かきが大変なのはこんな家です。
- 除雪車が通るルート沿いで、特に歩道がない道に面した家
- 一戸建て
- 吹き溜まりになりやすい場所にある家
賃貸を選ぶ季節は大抵春なので見落としがちですが、賃貸はよく検討して選びましょう。
雪かきについてはこちらの記事にもまとめています。
