2019年12月末にリニューアルした、芦別スターライトホテル&おふろCafe星遊館に行ってきました。ホテルと漫画喫茶つきの温浴施設になります。
3歳の子連れでしたが、0歳から楽しめる気遣いに満ちた場所でした。
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リニューアル後の芦別スターライトホテル
芦別スターライトホテルは、札幌から車で約2時間半、旭川から車で1時間の位置にある、元炭鉱町のホテルです。
老舗ホテルでしたが、2019年12月23日にゆったりと過ごせる図書館(漫画喫茶)つきの温泉を売りとしてリニューアルしました。
アクセス
場所はこちら。
芦別と聞いてピンとくる人なら良いですが、そうでない人のために。芦別は空知地方の北東にある山間の町です。富良野の少し北西ですね。
ホテルの麓の町まではJRもつながっている地域になります。
おふろCafe星遊館は日帰り利用も可能
芦別スターライトホテルの中には、大きく分けると次のような施設があります。
- 芦別スターライトホテル(宿泊施設)
- おふろCafe星遊館(温浴施設)
- 温泉
- 森の図書館
- 湯上り休憩所(漫画喫茶)
- 空のCafe
- 炭鉱レストラン
ホテルは宿泊客のみの利用ですが、他の施設は日帰りの利用も可能。
おふろCafeと呼ばれている方には、温泉のほか、まんが喫茶のような休憩所が含まれています。
こちらは有料で日帰り利用でき、宿泊客と日帰りの利用者が混在して使っています。
料金(日帰り)は90分プラン or フリータイム
日帰り客は90分プランかフリータイムを選んで入場。
90分だとおよそ800〜900円、フリータイムだと1200円〜1300円近く。
消費税、入湯税がかかるので、ぱっと見の表記よりも高めになります。詳しくは公式サイトを。
この記事では、前半では図書館やまんがスペースの紹介、後半では子供連れにやさしい宿泊機能についてご紹介したいと思います。
本とくつろぎスペースと珈琲「森の図書館」
背の高さの2倍はありそうな大きな本棚には、お洒落な書籍やオブジェがきれいに並んでいます。
「森の図書館」と名付けられたスペースでは、書籍や雑誌を中心に居心地のいいスペースでくつろぐことができます。
暖炉の横に置かれた椅子とクッション。入り口からすぐのスペースなので、チェックイン時間は少し寒いですが・・・
心配無用、ぶあつい「着る毛布」も用意してあります。(Cafe横)
こちらは、1人が入れる半個室スペース。
私が以前住んでいた東京都立川市には、「立川まんがぱーく」という有料図書館があるのですが、そこに同じものがありました。
半プライベートで気軽に寝たり起きたりできる人気スペースです。
ドリンクは珈琲と水のみ
図書館スペースには、フリーのコーヒーサーバーとデトックスウォーター(カットフルーツやハーブがうかんだ水)が置かれています。
普通の漫画喫茶のようなドリンクバーではありませんが、コーヒーはなかなか美味しいですよ。
本格的に飲み食いしたい場合は、併設のCafeへ。
温泉の横にある「湯上り休憩所」
森の図書館と同じような場所として、もう一つ「湯上り休憩所」があります。
こちらは温泉のすぐ前にあり、マンガも置かれているところが違い。
図書館よりもだらだらできる場所として用意されており、寝転ぶためのクッションやマッサージチェア、ハンモックなども。
こちらのエリアでも、図書館と同じく無料の珈琲とお水があります。有料で購入できるのは、ビールや飲み物、簡単なおつまみなど。
場所取りが肝心
こちらは、湯上り休憩所に2つあるソファエリア。リビングのような家具が設置されていて、しかも床暖です。
全部自由に座れるスペースなので、家族連れなら朝イチで確保したい場所ですね(笑)
あるいは、それぞれお気に入りの場所を探すのもいいです。
1人で落ち着けるエリアも用意されてます。
コワーキングスペースとしても
電源付きの大テーブルや、壁際のカウンター椅子もあります。他の休憩所と特に区別はされていませんが、「コワーキングスペース」という呼び方をされていました。
都会にあるオフィス型のコワーキングスペースを想像するとびっくりしますが、1人でだらっとパソコンをいじりたい人にはぴったりですね。
「芦別スターライトホテル」はベビーウェルカム
ここからは、宿泊客向けの情報をご紹介しいます。特にベビーや子連れ向け。
チェックインするスペースにあるアメニティグッズ置き場には、なんとベビー用品がずらり。
- お風呂用ベビーチェア
- ベビー用お風呂(浴槽)
- トイレの補助便座
- おむつ用ゴミ箱
- おむつ&おしり拭き(数に制限あり)
- クーハン
- ベビーカー
数に限りはありますが、手ぶらできても良さそうなラインナップですね。でもおむつは自分で持ってきましょう。
売店には離乳食が
ホテルの売店には、月齢別の離乳食が売られていました。おでかけに重宝する、パック入りのベビーランチです。
私もよく使いました。これは赤ちゃん連れには嬉しいですね!
持ってきていてもひっくり返して無くなったり、思ったより食べちゃったりしますから。
おふろCafeはテレビ付きの席も
こちらは朝食バイキングの風景。子供が、いつもの「おかいつ」や「ワンワンワンダーランド」を見ています。
パパ・ママがゆっくり食事をするための配慮でしょうか。
お行儀はあまりよくないかもしれませんが、リアルな子育て家庭にこれは嬉しいです!
また、朝食バイキングにはお子さまランチに使われるメニューも用意されてましたよ。焼きおにぎり、タコさんウィンナー、星形ポテトなど。
朝食は全体的に和食寄りで、味は普通でした(笑)
たまごや肉じゃが、ハンバーグなど、子供が食べれるものが多いのでそこが良いです。
キッズ遊び場(キッズスペース)
こちらは、併設の体育館の一角にあるキッズスペース。
館内からつながっており移動できます。絵本、すべり台、ボールプール、木馬など。
管理人もついているので安心して遊ばせることができます。
ただ、冬はコートがいるくらい寒い・・!(体育館の一角だからかな?)
利用する方は服装にご注意ください。館内着じゃまず無理です(笑)
子連れでいくなら交互でここで子守をして、片方がくつろぐ感じですかね。
温泉の一工夫「脱衣所と浴室の間に一部屋」
温泉は硫黄の匂いがする素敵な温泉です。
写真はとれないのでありませんが、一番気に入ったのが「脱衣所と浴室の間」に木の部屋が1つあること。
ここでは、風呂上りに濡れた体を拭くことができます。サウナ室のような作りになっていて、木のベンチに濡れたままで座ることもできます。
これ、子供連れには最高なんですよ!
濡れたまま逃げていかないし、狭い脱衣所で服を着た人に気を使いながら、「すいません・・・」と体を拭くこともなくなります。
とりあえず、この「前室」に子供を放っておいてタオルを取りに行けばいいんです。
最高。
お風呂自体は、露天が広くてきれいで良かったです。ぬるいお風呂もあったので、子供も入れますよ。
お部屋は清楚でセンスが良い
コンパクトツイン(ベッド幅100cm)のお部屋に泊まりました。
広くはないですが、木目にブルーとホワイトのきれいなお部屋です。
トラベルサイトの安いプランを探せば、1人8000円くらいか、早割ならもっと安くで手に入るかも?
ドリップ珈琲&手挽きのミル
お部屋にはこんなセットがありました。
夜にゆっくりとコーヒーを楽しめるのは、図書館だけではありません。
子供が寝ていると、両親とも図書館スペースにいけないんですよね。交互で行くしかありません。
そんなとき、部屋で待っている方手挽きのミルでコーヒー豆を引いて、ドリップコーヒーを淹れることができるのは素敵な配慮だなと思います。
夜の静かな図書館でひとりの時間を楽しみたい
今回掲載した写真の多くは、夜に撮影したものです。
私たちは土曜日に行きましたが、昼間は多くの日帰り客で賑わっており、写真もなかなか撮れませんでした。
ゆっくりするスペースを確保するにも一苦労。
宿泊客だと、夜に日帰り客が引いてからゆっくりと好きなスペースを独り占めできます。
このためだけでも泊まる価値があります。
本が読めるスペースは夜24時まで開放されているので、素敵な1人の時間を過ごせますよ。
子供を昼間に思いっきり遊ばせて、早く寝せないといけませんねw
少し遠い場所にありますが、道内からの小旅行にぜひ行ってみてください。
道外からも周遊がてら行く価値はありますよ。