BESSの家 ワンダーデバイス

WONDER VOIDを最初に検討した話

BESSの家を建てたい!でも予算が・・・。とカタログを見ていて、最初に検討したのが「WONDER VOID(ワンダーボイド)」でした。他と比べてとても価格が安かったので、というのと、WEBを見てみたらワクワクするようなコンセプトだったので。

ワンデバシリーズで一番安い「VOID」

こんにちは、Vidiaです。今回はBESSの家に宿泊体験をして「これは、本気でBESSの家を建てたい!」と思って、まずWONDER VOIDを検討したときの話。

安いんですよ、VOID。

2020年当時は、フランク7と比べて370万くらい安かったんです。(標準・税抜)

なんでこんなに安いのかと言うと・・・・

  • 一階も二階もスケルトン(標準)※壁がない
  • 建物の形が正方形
  • 間取りは水場が全て一ヶ所にまとまっていてシンプル
  • 細かい設備がローコスト

他にもあると思いますが、色々工夫して価格を落としているみたいです。

BESSでなんとか建てたいけど、予算的に厳しい・・・!といううちらみたいな人には検討する価値アリなんじゃないでしょうか。

コンセプトが合えば、ですけどね。

空間が広いことによる自由

WONDER VOIDのコンセプトは、当時のカタログでは「無くて、自由。」でした。

部屋間の壁をブチ抜くことで、1Fのリビングは24畳に。2Fの大広間は26畳になります。

四角く広い空間なので、間仕切りになるような本棚や植物、家具を使って居住空間をわける住み方ができます。

もちろん、分けずに広く見渡せるやり方もOK。

子供が小さいうちは、広い空間の方が重宝しますし。

家具による仕切りなら、家族の成長ややりたいことに合わせて、レイアウトをチェンジしていけます。

そう言う点が使いやすいなと思いました。

部屋を作る間取りも可能

カタログには、2Fに部屋を設けるプランも載っています。価格は「1Fオープンスペース+2Fに2個室」で、2Fがスケルトンの価格に+40万程度。

それでもフランクやファントムと比べると随分安いので、魅力的でした。

子供が成長してきたら、個室が必要になるしね。

最初から個室をつけてもいいし、後から追加工事でつけても良いと思います。(追加で工事した方が色々とお金はかかると思いますが・・)

1Fについては、部屋を作ると言うプランは標準ではなく、キッチンのレイアウトがアイランドになったり袖壁型の対面キッチンになるオプションプランも用意されています。

そこそこ、希望のことができそうです。変えるほどに金額は上乗せされていきますけどね。

BOLLOX合板の壁を塗るのが楽しそう

ワンダーボイドのカタログより

VOIDの売りの一つにもなっている、好きな色に塗れる無塗装のBOLLOX合板。

1Fの一面が好きな色に塗れます。もちろん、自分で塗ります。

子供とやると、自分で家を作ってる感じになって楽しそうじゃないですか?

ムラができても、住むのは自分らなので問題ないし。

私はチェレステブルーというか、エメラルドグリーンというか、家の一部を南国っぽい色にしたかったのでこれならできる!!!と思いました。

私も娘も絵を描くのが好きなので、作品をベタベタはったりとか。

家にますます愛着が湧きそうです。

ローコストな部分

壁の無塗装についてもそうですが、細かな点でローコストに抑えている部分があります。

間取りが単純なこと、フランクにあるようなベランダや、ファントムにあるような土間がないこと。(土間はオプションでつけれます)

壁がないことで使う木材が少なくなるため、単純に材料費がかからない、こともあるようです。ドアや収納の扉もありません。(建具が結構高いみたい)

ウッドデッキが小さいこともローコストですね。

奥行きで言うと、ファントムで182cm、フランクで273cm(広い部分)あります。

このくらいあると小さな机と椅子でご飯が食べれそうです。

VOIDのデッキは奥行き120cm。これだとちょっとした椅子を置いて座ったり、薪のストックを置いたり、腰かけたりはできますが、ご飯を食べるほどではないですね。

デッキを拡張するとなかなか値段が高く、10万単位でぽんぽん値段があがっちゃうみたいです。

この中では、ウッドデッキの小ささが気になりました。

BESSの家が推してる写真って、たいてい広いウッドデッキでなんかやってるので。

ウッドデッキがある程度ないと、BESSっぽさが薄れてしまうかも?とは思いました。

薪ストーブどこに置くか問題(北海道仕様)

前に寒冷地仕様の記事にも書いた、薪ストーブの置き場問題。

北海道では死活問題です。

薪ストーブの置き場が生活空間を決めるし、冬の暮らしを決めると言ってもいいほど。

とっても重要です。

例えば、薪ストーブに鍋を乗せて料理したい!と思ったらキッチンのそばにあって欲しい、といった風に。

上の記事にも書きましたが

  • 北海道では煙突を大きく曲げられない
  • 吹き抜け以外に置くと、煙突が2Fの床をブチ抜く形に
  • 薪を室内で運ぶ導線を短くしたい
  • できればキッチン側に置きたい

これを全部クリアする置き場所が、見つからない(笑)

これで随分四苦八苦しました。

土間プラン+薪ストーブだと・・・

土間に薪ストーブがある風景。憧れますよね。COUNTRY LOGやファントムなんかそうですし。

VOIDにも土間プランがあるんですが、ここに薪ストーブを置くと、吹き抜けではないので2Fの床をブチ抜いてしまう。

VOIDは2Fの大広間を売りにしているモデルなので、そこに煙突があると周りの空間が死んでしまう・・・

子供がいると、危ないので囲いをしなければなりません。

そしたら吹き抜けに置くしかない?

吹き抜けは入り口から遠いので、薪の搬入時に床が散らかって大変・・

(※これは、VOIDを見学させていただく機会があり、オーナーさんが最初におっしゃっていたことでした)

結局のところ

うちでは、これらの問題に落とし所がつけられなくて、一度VOIDを検討するのをやめてしまいました。

同じ時期に売り出されていたGLOGのイスカ(現在はイスカII)だと、薪ストーブの置き場がとてもしっくりきたからです。

VOID自体はとても気に入っていたのですが・・・

北海道の特殊な仕様では、実際に担当さんに聞いてみないとわからないことが多かったですね。

実は、この話には続きがありまして。

WONDER VOID SPECIAL !!

2021年4月以降になって、ワンダーボイド・スペシャルなるのものが出てました。

これはカタログの絵の一部。

間取り図はこんなかんじ。

おお、なんかこれまでのVOIDとは色々違う。

水回りが1つの角にぎゅっとまとまっています。

1Fの間取りが、正方形に近かったリビングからL字型っぽくなっていますね。

ダイニングとリビングの住み分けがしやすそうな感じです。

そして廻り階段がストレート階段に。吹き抜けが小さく。

ただ、薪ストの位置・・・煙突真っ直ぐ伸ばすと、階段あがった途端に薪ストの煙突にぶつかるような・・・

2Fの吹き抜けが小さくなった分、26畳から28畳に広くなっています。

階段と吹き抜けがまとまったので、個室も作りやすそうですね。

うちらが検討していた頃に、これが出ていたらどう思ったかな〜。

値段はよくわからないので、気になる方はBESSさんに聞いてみたください。

なかなか良さそうです。北海道じゃなければ、VOIDを選んでいたのかもしれないな〜、と思いますね。